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| Sun Java Enterprise System 2005Q1 インストールガイド | |
第 11 章
コンポーネントの起動と停止この章では、インストールと設定がすんだ Sun JavaTM Enterprise System (Java ES) コンポーネントを起動および停止する方法について説明します。ここで説明する手順を実行することで、コンポーネントが正常に動作するかどうかを確認できます。
この章で説明する内容は、次のとおりです。
前提条件この章で説明する手順を実行する前に、第 10 章「インストール後のコンポーネントの設定」に記載されているインストール後の設定作業をすべて完了しておく必要があります。
Java ES コンポーネントの起動シーケンスJava ES を起動するには、特定の順序でコンポーネントを 1 つずつ起動します。まず、Directory Server が提供する基本的なサービスと Web コンテナ (Web Server または Application Server) を起動します。Java ES は、インストール中にこれらのサービスの実行可能インスタンスを作成します。Portal Server と Access Manager は Web コンテナ内で実行されるため、Web コンテナを起動すると、これらのサーバーも起動されます。
Java ES コンポーネントセット全体を起動するための一般的なシーケンスは、次の表に示すとおりです。左側の列は起動手順の実行順序、中央の列は作業の内容、右側の列は作業の実行手順が解説されている場所をそれぞれ示しています。
Java ES コンポーネントセット全体を停止するときは、このシーケンスと逆の順序で行います。
Java ES コンポーネントがデフォルトでインストールされる場所は、Solaris オペレーティングシステムと Linux オペレーティングシステムでは異なります。そのため、この章で説明する手順では、便宜上プレースホルダでインストール場所を表すことにします。たとえば、AccessManager-base という表記で、Access Manager のベースインストールディレクトリを表します。
Access Manager の起動と停止Access Manager の起動と停止のメカニズムは、実行先の Web コンテナの起動と停止のメカニズムの一部です。また、Directory Server にも依存しています。インストールと設定のあとに Sun Web コンテナと Access Manager を起動する方法については、以下の節を参照してください。
ここで説明する手順では、amserver というコマンドを使用して、Web コンテナがすでに実行している状態で Access Manager を起動および停止します。
Access Manager の起動
- Web コンテナが実行中であることを確認します。
- コマンド行で、AccessManager-base/bin ディレクトリに移動します。
- 次のコマンドを入力して Access Manager を起動します。
./amserver start
- Access Manager プロセスが実行されていることを確認します。
例:
Solaris の場合: /usr/bin/ps -ef | grep SUNWam
Linux の場合: /bin/ps -ef | grep identity次の値が返されます。
Solaris の場合: /opt/SUNWam/share/bin/amunixd -c 58946
Linux の場合: /opt/sun/identity/share/bin/amunixd -c 58946Access Manager のログインページへのアクセス
Access Manager の停止
- Web コンテナが実行中であることを確認します。
- コマンド行で、AccessManager-base/bin ディレクトリに移動します。
- 次のコマンドを入力して Access Manager プロセスを停止します。
./amserver stop
- 上記の手順 4 に記述されているコマンドを使用して、Access Manager プロセスが実行されていないことを確認します。
管理サーバーとサーバーコンソールの起動と停止ここでは、管理サーバーとサーバーコンソールの起動と停止の手順について説明します。詳細については、『Sun Java System Administration Server Administration Guide』 (http://docs.sun.com/doc/817-7612) の「Starting and Stopping Administration Server」を参照してください。管理サーバーは Directory Server に依存しています。
管理サーバーの起動
Console Server の起動
- 必要に応じて $DISPLAY 変数を設定し、ホストでサーバーコンソールを表示します。
- 管理サーバープロセスが実行中であることを確認します。
例:
/usr/bin/ps -ef | grep admin-serv/config
- 次のコマンドを入力します。
Solaris: /usr/sbin/mpsadmserver startconsole
Solaris 以外の場合: サーバールートディレクトリに移動して、startconsole を入力します。- サーバーコンソールプロセスが実行中であることを確認します。
例:
/usr/bin/ps -ef | grep console
サーバーコンソールの停止
管理サーバーの停止
Application Server の起動と停止Application Server はドメインとして設定されます。インストーラはデフォルトの管理ドメインを作成して、デフォルトのポート番号 4849 を設定します。この Application Server インスタンスを使用するには、このインスタンスを起動してから、管理用にグラフィカル管理コンソールを起動する必要があります。詳細については、『Sun Java System Application Server Enterprise Edition 管理ガイド』 (http://docs.sun.com/doc/819-1551?l=ja) の「概要」の章を参照してください。Application Server を起動すると、Message Queue も起動します。
Application Server インスタンスの起動
- コマンド行で、ApplicationServer-base/bin ディレクトリに移動して、次のコマンドを入力します。
% asadmin start-domain --user admin-id --passwordfile path_to_admin-password_file domain-name
オプション部分には、インストール時に指定した値を入力してください。サーバーが起動中であることを通知するメッセージが表示されます。
ドメイン domain1 を起動しています。お待ちください。ログは install_dir にリダ イレクトされます。
起動プロセスが完了すると、さらに次のメッセージが表示されます。
ドメイン domain1 が起動しました
- Application Server プロセスが実行中であることを確認します。
例:
/usr/bin/ps -ef | grep appservd
./appservd-wdog -r /SUNWappserver -d /var/opt/SUNWappserver/domains/domain1/a
appservd -r /SUNWappserver -d /var/opt/SUNWappserver/domains/domain1/admin-se
appservd -r /SUNWappserver -d /var/opt/SUNWappserver/domains/domain1/admin-se
/SUNWappserver/lib/Cgistub -f /tmp/admin-server-4f378e6f/.cgistub_4816
/SUNWappserver/lib/Cgistub -f /tmp/admin-server-4f378e6f/.cgistub_4816
/SUNWappserver/lib/Cgistub -f /tmp/admin-server-4f378e6f/.cgistub_4816
./appservd-wdog -r /SUNWappserver -d /var/opt/SUNWappserver/domains/domain1/s
appservd -r /SUNWappserver -d /var/opt/SUNWappserver/domains/domain1/server/
appservd -r /SUNWappserver -d /var/opt/SUNWappserver/domains/domain1/server/
管理コンソールへのアクセス
管理コンソールにアクセスするには、ブラウザに次の URL 形式を指定します。https://localhost:port
Application Server をインストールしたホストで管理コンソールを実行している場合は、ホスト名に localhost を指定します。ブラウザが別のシステム上にある場合は、localhost の代わりに Application Server ソフトウェアを実行しているシステムの名前を指定します。port 変数には、インストール時に割り当てられた管理ポート番号を指定します。インストール時に割り当てられるデフォルトのポート番号は 4849 です。
例:
https://mycomputer.example.com:4849
管理コンソールのログイン画面をご覧ください。
注
Application Server のインストール、ドメイン管理サーバー、およびサーバーの個々のポート番号と概念の詳細については、『Sun Java System Applications Server Enterprise Edition Installation Guide』 (http://docs.sun.com/doc/819-0218) で説明されています。
Application Server の停止
Calendar Server の起動と停止Calendar Server は Directory Server に依存しています。
Calendar Server の起動
Calendar Server のグラフィカルインタフェースへのアクセス
Calendar Server で指定している LDAP ディレクトリにすでにデータがプロビジョニングされている場合は、Calendar Server にログインできます。ブラウザで、http://hostname.domain[:port] という形式で Calendar Server にアクセスします。
例:
http://mycomputer.example.com:89
初回ログイン時に、Calendar Server はデフォルトカレンダーを作成します。Calendar Server にログインすることにより、インストールが成功したことを確認できます。
Calendar Server の停止
Communications Express の起動と停止Communications Express は Web ベースの通信クライアントで、アドレス帳、メールクライアント、およびカレンダーからなっています。Web ブラウザの Web アドレスフィールドに次の URL を入力すると、Communications Express にアクセスします。
http://WebContainer-host:WebContainer-port/URI path
各オプションの意味は次のとおりです。
Directory Proxy Server の起動と停止UNIX タイプのすべてのシステムで、サーバーが 1024 未満の番号のポートで稼働している場合は、ルートとしてログインします。1024 以上の番号のポートで稼働している場合は、ルートまたはサーバーの管理者アカウントとしてログインします。Directory Proxy Server は管理サーバーに依存しています。
Directory Proxy Server の起動
Directory Proxy Server の停止
Directory Server の起動と停止Directory Server がクラスタの一部である場合は、論理ホストのアクティブノードで作業していることを確認してください。Directory Server には依存関係がありません。
Directory Server の起動
Directory Server の停止
Instant Messaging サーバーとマルチプレクサの起動と停止Instant Messaging サーバーが起動すると、Sun Java System Instant Messenger クライアントはこのサーバーに接続します。Instant Messaging サーバーを停止すると、すべての接続が閉じ、クライアントはすべて切断されます。インスタンスごとの設定で、有効にする対象をマルチプレクサのみ、サーバーのみ、または両方のコンポーネントのいずれかに指定できます。Instant Messaging は Directory Server と Web Server に依存しています。
注
Messaging Server クライアントの起動および Windows オペレーティングシステム上のサーバーについては、『Sun Java System Instant Messaging 管理ガイド』 (http://docs.sun.com/doc/819-1487?l=ja) を参照してください。
Instant Messaging サーバーとマルチプレクサの起動
Instant Messaging の停止
Message Queue の起動Message Queue サービスの中心となるのは Message Server です。Message Server は、1 つまたは複数のブローカを利用してメッセージルーティングとメッセージ配信のサービスを行います。imqbrokerd コマンドを実行すると、ブローカが起動します。
Message Queue Message Server ブローカの起動
Messaging Server の起動と停止Messaging Server の start-msg ユーティリティは、Messaging Server のすべてのプロセス、または任意に指定した 1 つのサービスを起動します。どのサービスを起動するかは、設定パラメータを有効または無効にすることで制御できます。Messaging Server は Directory Server および Administration Server に依存しています。
Messaging Server の起動
- MessagingServer-base/sbin ディレクトリに移動します。
- 次のコマンドを入力して Messaging Server を起動します。
./start-msg
- Messaging Server プロセスが実行中であることを確認します。
例:
/usr/bin/ps -ef | grep SUNWmsgsr
表示されるプロセスは、使用するように設定されている Messaging Server 機能によっ て異なります。
/opt/SUNWmsgsr/lib/enpd
/opt/SUNWmsgsr/lib/stored -d
/opt/SUNWmsgsr/lib/popd -d 5
/opt/SUNWmsgsr/lib/imapd -d 5 -D 6
/opt/SUNWmsgsr/lib/mshttpd -d 5 -D 6
/opt/SUNWmsgsr/lib/dispatcher
/opt/SUNWmsgsr/lib/job_controller
/opt/SUNWmsgsr/lib/tcp_lmtp_server
/opt/SUNWmsgsr/lib/tcp_smtp_server
/opt/SUNWmsgsr/lib/tcp_smtp_server
/opt/SUNWmsgsr/lib/imsched
/opt/SUNWmsgsr/lib/watcher
Messaging Server の停止
Messenger Express へのアクセス
Messenger Express は Web ベースの電子メールプログラムで、このプログラムを使用すると、エンドユーザーはブラウザから自分のメールボックスにアクセスできます。Messaging Server で指定している LDAP ディレクトリにすでにデータがプロビジョニングされている場合は、ブラウザからログインできます。http://hostname.domain[:port] という形式で Messenger Express にアクセスします。
例:
http://mycomputer.example.com:80
LDAP ディレクトリにまだプロビジョニングされていない場合は、admin として、設定時に入力したパスワードを指定してログインできます。
Portal Server デスクトップへのアクセスPortal Server の起動と停止のメカニズムは、実行先の Web コンテナ (Sun Java Systems またはサードパーティ製) の起動と停止のメカニズムの一部です。また、Directory Server、Access Manager、および Access Manager SDK にも依存しています。インストールと設定のあとに Sun Web コンテナ、Access Manager、および Portal Server を起動する方法については、以下の節を参照してください。
Portal Server は、Access Manager 管理コンソールを使用して管理されます。Access Manager 管理コンソールを開く方法については、「Access Manager のログインページへのアクセス」を参照してください。
エンドユーザー Portal Server Desktop にアクセスする手順は、以下のとおりです。
Sun Web コンテナから Portal Server デスクトップへのアクセス
ブラウザに次の URL を指定して、サンプルデスクトップを表示します。
http://server:port/portal
サンプルデスクトップを表示することで、Portal Server が正常に配備されていることを確認できます。
モバイル装置の場合は、次の URL を使用します。
http://server:port/portal/dt
BEA WebLogic から Portal Server デスクトップへのアクセス
新しいブラウザに次の URL を指定して、サンプルデスクトップを表示します。
http://beaweblogic-host:port/portal
サンプルデスクトップを表示することで、Portal Server が正常に BEA WebLogic に配備されていることを確認できます。
IBM WebSphere から Portal Server デスクトップへのアクセス
新しいブラウザに次の URL を指定して、サンプルデスクトップを表示します。
http://ibmwebsphere-host:port/portal
サンプルデスクトップを表示することで、Portal Server が正常に IBM WebSphere に配備されていることを確認できます。
Portal Server Secure Remote Access の起動と停止Portal Server の Secure Remote Access コンポーネントにはブラウザ用にセキュリティ保護されたリモートアクセスが備わっているため、リモートデバイスの JavaTM テクノロジ対応ブラウザから、ポータルのコンテンツやサービスにアクセスすることができます。ゲートウェイコンポーネントは、リモートユーザーごとにインタフェースを確立して、内部の Web サーバーとアプリケーションサーバーからのコンテンツを安全に配信します。Portal Server Secure Remote Access は Portal Server、および Access Manager または Access Manager SDK に依存しています。
Portal Server Secure Remote Access ゲートウェイの起動
- ゲートウェイコンポーネントをインストールし必要なプロファイルを作成したあとに、次のコマンドを実行してゲートウェイを起動します。
/gateway-install-root/SUNWps/bin/gateway -n default start
default は、インストール時に作成されたデフォルトのゲートウェイプロファイルです。あとで独自に新しいプロファイルを作成し、そのプロファイルを指定してゲートウェイを再起動することもできます。
- 次のコマンドを実行して、指定したポートでゲートウェイが動作しているかどうかをチェックします。
netstat -a | grep port-number
デフォルトのゲートウェイポートは 443 です。
Portal Server Secure Remote Access の停止
Sun Cluster ソフトウェアの停止と再起動Sun Cluster ソフトウェアは他のコンポーネントのように起動または停止されることはありませんが、再起動時に非クラスタモードに変更することでソフトウェアを停止することは可能です。操作方法については、『Sun Cluster System Administration Guide for Solaris OS』 (http://docs.sun.com/doc/817-6546) を参照してください。
Sun Remote Services Net Connect の起動と停止SunSM Remote Services (SRS) Net Connect は、有効化後 3 分以内に自動的に起動されます。30 分後には、レポートを生成できるようになります。
SRS Net Connect が適切に機能していることを確認する方法については、『Sun Remote Services Net Connect 3.1.1 Activation Guide』 (http://docs.sun.com/doc/819-0619) の第 2 章に記載されている「Testing the Installation」を参照してください。
Web Server の起動と停止Web Server をインストールすると、管理サーバーインスタンスと Web Server インスタンスという 2 つのサーバーインスタンスがデフォルトでインストールされます。Web Server には依存関係がありません。
Web Server Administration Server とインスタンスの起動
- コマンド行で、WebServer-base/https-admserv ディレクトリに移動します。
- 次のコマンドを入力して Web Server 管理プロセスを起動します。
./start
- WebServer-base/https-hostname.domain に移動します。
- 次のコマンドを入力して Web Server インスタンスを起動します。
./start
- 2つの Web Server プロセスが実行中であることを確認します。
例:
/usr/bin/ps -ef | grep SUNWwbsvr
./webservd-wdog -r /opt/SUNWwbsvr -d /opt/SUNWwbsvr/https-admserv/config -n http
./webservd-wdog -r /opt/SUNWwbsvr -d /opt/SUNWwbsvr/https-host1.example.com
webservd -r /opt/SUNWwbsvr -d /opt/SUNWwbsvr/https-admserv/config -n https-admserv
webservd -r /opt/SUNWwbsvr -d /opt/SUNWwbsvr/https-admserv/config -n https-admserv
webservd -r /opt/SUNWwbsvr -d /opt/SUNWwbsvr/https-host1.example.com/config
webservd -r /opt/SUNWwbsvr -d /opt/SUNWwbsvr/https-host1.example.com/config
管理サーバーのグラフィカルインタフェースへのアクセス
ブラウザで、http://hostname.domain:adminport という形式で管理サーバーのグラフィカルインタフェースにアクセスします。
例:
http://host1.example.com:8888
ログインすることにより、インストールが成功したことを確認できます。
Web Server Administration Server とインスタンスの停止
次の手順この章を終えると、インストールと設定を終えたコンポーネントが正常に機能することの確認が完了します。これでコンポーネントの管理に進むことができます。以下のマニュアルは、その作業を始めるうえで役立ちます。
- 『Sun Java Enterprise System ドキュメントロードマップ』 (http://docs.sun.com/doc/817-7068?l=ja)
- Java ES コンポーネントのマニュアル: (http://docs.sun.com/prod/entsys.05q1)
- 『Sun Cluster System Administration Guide for Solaris OS』 (http://docs.sun.com/doc/817-6546)
『Sun Cluster Data Services Planning and Administration Guide for Solaris OS』 (http://docs.sun.com/doc/817-6564)