StarSuite 8 上級者向け分析ウィザード・ユーザーズガイド
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第 4 章 上級者向け分析ウィザード API

この章では、上級者向け分析ウィザードのアプリケーションプログラミングインタフェース (API) の使用法を説明します。API では、ウィザードを使用せずに、ドライバドキュメントを直接呼び出すこともできます。ドライバドキュメントは、分析の実行に必要な Visual Basic (VB) マクロが含まれる Microsoft Office ドキュメントです。ウィザードは独立したドライバドキュメントを使用して、WordExcel、および PowerPoint ドキュメントを分析します。各ドライバドキュメントには、 上級者向け分析ウィザードの単一の API として動作する AnalyseDirectory( ) マクロが含まれています。

概要

上級者向け分析ウィザードは次のドライバドキュメントを使用して分析を実行します。

  • _SO8DocAnalysisWordDriver.doc Word ドキュメント

  • _SO8DocAnalysisExcelDriver.xls Excel スプレッドシート

  • _SO8DocAnalysisPPDriver.ppt PowerPoint プレゼンテーション

各ドライバドキュメントには、上級者向け分析ウィザード用の API である次のマクロが含まれています。

    プロジェクト: AnalysisTool


    モジュール: AnalysisDriver


    サブ: AnalyseDirectory( ) - 戻り値なし


このマクロの完全修飾名は AnalysisTool.AnalysisDriver.AnalyseDirectory です。

ドライバドキュメントの入力パラメータは、AnalysisTool.AnalysisDriver.AnalyseDirectory( ) マクロにより analysis.ini から読み取られます。このマクロは、ほかのソースから入力パラメータを読み取ることができず、また引数をサポートしていません。


注 –

analysis.ini ファイルを作成する最も簡単な方法は、上級者向け分析ウィザードを一度実行する方法です。ファイルは C:\Documents and Settings\ <UserName>\Application Data\Sun\AnalysisWizard ディレクトリに保存されます。入力パラメータを変更するには、テキストエディタで analysis.ini ファイルを開きます。


上級者向け分析ウィザード API の呼び出し

VBScript、Visual C++、Delphi など、OLE オートメーションをサポートする任意の Windows 開発環境で 上級者向け分析ウィザード API を呼び出すことができます。このような開発環境では、AnalysisTool.AnalysisDriver.AnalyseDirectory( ) マクロの呼び出しは、次の 3 つの手順から成るプロセスになります。

  • 分析するドキュメントタイプ用のオートメーションサーバーを作成。

  • 作成したオートメーションサーバーを使用してドライバドキュメントを開く。

  • expression.Run("AnalysisTool.AnalysisDriver.AnalyseDirectory") のように、オートメーションサーバー上で VB run コマンドを使用して AnalyseDirectory() マクロを実行。

コマンド行からの分析の実行

サンプルの Windows Scripting Host (WSH) スクリプトである DocAnalysisCmd.wsf は、インストール先の <Install Dir>\resources\ ディレクトリに用意されています。このスクリプトを使用すると、Document Analysis Wizard を使用せずに、コマンド行からドライバドキュメントを呼び出すことができます。WSH スクリプト用の数多くのオートメーション機能を提供する、付属の VBScript である DocAnalysisRunMacro.vbs も用意されています。


例 4–1 Windows Scripting Host を使用した API の呼び出し

スクリプトはオートメーションを使用して、analysis.ini ファイルの入力パラメータにより定義される適切なアプリケーションのインスタンスを作成します。続いてスクリプトは関連するドライバドキュメント (複数可) を開いて、エントリポイントマクロ AnalyseDirectory( ) を呼び出します。次のコードで、このプロセスを説明します。


Dim daWrd 
Set daWrd = wscript.CreateObject("Word.Application")
Set daDoc = daWrd.Documents.Open("c:\Analysis\resoruces\
_SO8DocAnalysisWordDriver.doc")
'# analysis.ini setup and available in c:\Analysis\resources\
analysis.ini for macro to get settings
daWrd.Run ("AnalysisTool.AnalysisDriver.AnalyseDirectory ")

この例の DocAnalysisCmd.wsf スクリプトは、<Install Dir>\resources\ ディレクトリでの実行が構成されています。このディレクトリには次のリソースが含まれています。

  • DocAnalysisRunMacro.vbs - オートメーションサポート機能を提供します。

  • analysis.ini - ドライバドキュメントの入力パラメータを提供します。

  • _SO8DocAnalysisWordDriver.doc - Word ドキュメント用のドライバドキュメント

  • _SO8DocAnalysisExcelDriver.xls - Excel スプレッドシート用のドライバドキュメント

  • _SO8DocAnalysisPPDriver.ppt - PowerPoint プレゼンテーション用のドライバドキュメント

  • results.xlt - 結果の出力スプレッドシートを生成するために API が使用するテンプレート


    注 –

    ユーザーが analysis.ini ファイルの output パラメータを xml に設定した場合、このテンプレートは不要です。詳細は、analysis.ini 構成ファイルでの設定の指定」を参照してください。


次の表に、DocAnalysisCmd.wsf スクリプトのコマンド行のオプションを示します。

オプション 

説明 


/word

Word ドキュメントに対して分析を実行します。このオプションは、標準設定では _SO8DocAnalysisWordDriver.doc ドライバドキュメントを使用します。


/excel

Excel スプレッドシートに対して分析を実行します。このオプションは、_SO8DocAnalysisExcelDriver.xls ドライバドキュメントを使用します。


/pp

PowerPoint プレゼンテーションに対して分析を実行します。このオプションは、_SO8DocAnalysisPPDriver.ppt ドライバドキュメントを使用します。

たとえば DocAnalysisCmd.wsf スクリプトを実行するには、次のように WSH の cscript コマンドを使用します。


Prompt> cscript DocAnalysisCmd.wsf /word